スタジオHOWはクオリティの高い本物のイメージコンサルテイングやイメージコンサルタントの育成を目指しています。
イメージ戦略は、その有効性を重視しているアメリカでは、個人から企業にいたるまであらゆるシーンに登用されています。日本でのこの分野はまだ発展途上ですが、パーソナルカラーの進出やその活用法を見据えると、イメージコンサルティングの市場は確実に拡大すると推測できます。

そこでスタジオHOWでは新たに若手女性演出家を中心に、自分のイメージや仕事人として自分を演出するためのセルフプロデュース（自己演出）講座を立ち上げました。
パーソナルカラーを基盤にしたメイクやファッションスタイリングはとても大事、もし仕事としてカラーアナリストやイメージコンサルタントを目指すなら営業のノウハウやマナーも大切です。ですが最終的なステップとして、自分の持っているスキルを上手に表現するためのセルフプロデュースがこれからの時代とても重要だと思っています。「パーソナルカラー」と「セルフプロデュース」。一見、薄い結びつきのようですが、そうではないと思わせるいろいろな場面に遭遇します。

先日、とある舞台の配役オーディション審査員の依頼があり、10代～20代の若手アイドル女優さん39人とお会いしました。どの人もどの人も、肌が白く髪もツヤツヤ、若さと希望に溢れており、将来への純粋な期待に胸ふくらませる彼女たちの表情は、可愛らしさ満載！審査する側のオトナたちの心が、ちょっと澱んで感じました（笑）
さておき、審査は進み、彼女たちが帰った後、審査員たちは互いの意見を交換しました。みーんな可愛くて魅力的だったのですが、いざキャスティングとなると意見は厳しく…。「この子は愛嬌は良かったけど、オーラがない」「この子は顔もスタイルもいいけど、華がない」「この子は良い子だけど、パッとしないね」…。

オーラがない、華がない、パッとしない…それって、どういうこと？自分自身そのものが商品である俳優さんは、自分を最大限に良く見せるために、さまざまな工夫をしています。パフォーマンスのクオリティだけでなく、普段の言葉づかいや立ち居振る舞いにも気を遣い、自己演出（セルフプロデユース）をしているのです。そして、最も重要なのが「見た目」。顔の表情、姿勢、髪型、メイク、服装といった外見は、俳優にとって命といっていいほど大事な部分。その中でも、より自分で自在にコントロールできるのが「色」ですよね。そう考えて、あらっと気づきました。選考会場に来た彼女たち、そしてプロフィールに写る彼女たちの着ている服の色に。

何色が一番多かったと思いますか？
正解は「白」。ちょっと数えてみたんですけど、会場にいた39人の女優さんのうち、青や赤といったカラーを着ていたのが7人、黒を着ていたのが3人、そして残りの29人が、全員白を着ていたんです！
清楚な感じをアピールするためか。「役の色に染まります」という意思表示なのか。単に白い服が流行っているだけなのか？オーディションで、制服のように皆が白を着る現象は、興味深くもあったと同時に、もどかしさも感じました。
彼女たちが、もし自分のパーソナルカラーを知っていたら…。同じ白を選ぶにしても、自分をもっとも華やかに見せる白を知っていたなら…。もしかしたら、最初に書いた審査員の辛辣な言葉は出なかったかもしれません。

上記のような場面はビジネスシーンや日常でもおこります。営業先での商談や、重要なプレゼンテーション、はたまた各種パーティーや同窓会など、人々に与える印象が後の評価や実績にダイレクトに繋がってくるのです。

セルフプロデュースの一つとして有効な「パーソナルカラー」、パーソナルカラーを使いこなすために必要な「セルフプロデュース」
自分へのブランディングがますます重要になってくるこれからの時代に向けて、スタジオHOWはこの関係をもっと多くの人に伝えていきたいと考えています。