コラム

人の個性と色

近年巷では色を使った治療法や色占い、など色彩に関連した心理的な働きかけの講座やセミナーやワークショップなどをたくさん見かけます。人はいつも自分のいる場所に安心や安全を求めて止みません。
確かに色は光であり、電気と磁気を併せ持った放射エネルギーの一種です。そして色はそのエネルギーの中では可視光線でありますから、不可視光線(例:紫外線赤外線など)を医療に活用しているのと同じ働きがあるのでしょう!
私達は色の効果が大変大きいことは長年の現場を持っていますから経験上理解しています。しかし、色は光学、物理、工学、芸術、心理など幅が広すぎて大変複雑な世界です。よって、迂闊に触れられない分野も大変多いのです。

色が人の肌や顔に色がどのように影響を及ぼしているか?またその活用方法は具体的にどうしたらよいのか?そこの部分だけはしっかり説くこともその理由もお伝えできます。
そしてまた、人の個性と色も因果関係があるのではないか!ということも20年近くテイストスケール法講座をし続けている中から紐解くこともできます。これは別な機会にゆっくりお話ししたいと思います。

個性と色を関連づけていると申しましたのは、その一端はヨハネスイッテンという有名なドイツの色彩学者が色彩調和論の中で述べているのと同じだと考えます。
彼の唱えている内容は、人の持っている色彩感覚にはある程度訓練された場合、其々に主観色があり、また、それは似合う色である。と述べています。

我々は2年間に及んで配色の訓練や作品作成の課題をまたか!というほどし続けます。
多くはイメージワードに添った22種類のカテゴリーを表現していきますが、AさんとBさんの配色や作品が指定した題目でも同じにはなりません。定義づけは同じでも使う色も使う配色も形も・・・あらゆる要素は同じになりません。作品がどうしてもソフトになりがちな人、高彩度で多色ではっきりさせたい人、ニュアンスを出す傾向にある人本当に面白いほど作品に個性が出ます。これがその人の持ち味であり個性だと思います。更に訓練を重ねていくことにより、人は定義に基づいた色彩や配色を使うことが出来るようになりますが、それは更に経験を重ねて、大脳に感情を入れないというか客観視できるようになった時です。その場合はそんな要求にも応えられる作品ができます。
芸術家、アーティストが自分の個性をふんだんに表現し、その個性に添う人に買ってもらう職業だとしたら、デザイナーやファッションコンサルティング業やインテリアデザイナーなどは、自分の個性よりクライアントに添う、クライアントの個性に合わせた構築ができるようになることではないかと思います。
私達は後者にあたりますから、それなりに訓練が必要です。自分の感覚だけで、下手に気軽に提案などできません。

その人其々の持ち味を尺度化でき、「物=洋服やインテリアやその他人間が使う「物」全般」をその尺度化された個性のものさしに合わせていくことが、いわゆる響き合う=共鳴ハーモナイズだということが言えると思います。その「物」と「人」は両者の鎧を外した状態で、お互い響合ったときに双方のクオリティーをあげるものだと考えます。

製品が高い物やブランドだからでもなく、人が高学歴、スリム、理想的なプロポーション、美形だかでもないのです。
かけがえのない大切な「人」が輝く方法は、対象となる「人」の立ち位置をまずしっかり把握することにあります。
これが統計学から導き出した手法テイストスケール法です。
「その洋服素敵ね!」「ありがとう。でもこれ凄く安かったのよ!」「へぇー!すごく高い物着てるなって思った!」という会話がどこかで聞こえてきたら、その方と洋服が絶妙にバランス的に合致した時でしょう。コーディネートは成功ですね。
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